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第3回スポーツクライミング北海道選手権大会 兼北海道ツアー2004 Round3報告

 第3回スポーツクライミング北海道選手権大会 兼北海道ツアー2004Round3が10月2、3日札幌市のクライミングジム「レインボークリフ」で行われた。初日ルート競技50名、2日目ボルダリング競技61名の選手が参加(両競技に参加の選手も有り)、両競技ともオープンの部男女、ジュニアの部男女、初心者の部はビギナー(中学生以上)、キッズ1(小学3年まで)、キッズ2(小学6年まで)の計7カテゴリーを予選・決勝と別け開かれた。

 ルート競技オープン男子ではJFAユース強化選手の塚田洸選手が、また、女子は国体候補選手の高橋恵選手が優勝した。ジュニア男子は高校生を抑え中学生の杉本怜選手が優勝、女子は萩原亜咲選手が国体予選に続き優勝を飾った。初心者の部ではビギナーは佐々木剛選手、キッズ1は平井敬人選手、キッズ2は竹田天選手がそれぞれ優勝を飾った。本競技では国体候補選手が10日前に道外合宿を終えその成果を発揮、上位入賞を果たし埼玉県で開かれる本国体での活躍が期待される。

 一方、ボルダリング競技は人気の高まりを反映し予選10課題セッション方式、決勝3課題オンサイト方式(キッズは予選・決勝ともの5課題セッション方式)で行われた。課題数が多く前日のルート参加選手にとって後半は疲労との戦いでもあった。オープン男子は絶妙な試合運びを見せた阿部雅史選手が優勝、女子は田部千絵子選手が高校生パワーを発揮し優勝した。ジュニア男女、ビギナー、キッズ1はルート競技の優勝者、杉本怜、萩原亜咲、佐々木剛、平井敬人選手がそれぞれ勝利を収めた。キッズ2は本競技のみ参加の佐藤嘉晃選手が優勝した。

 総合成績(ルート、ボルダリングの合計でオープン、ジュニアのみ)ではオープン男子が高校生の塚田洸選手が、女子は高校生の田部千絵子選手と高橋恵選手が共に優勝を飾った。ジュニアは男子が中学生の杉本怜選手、女子は萩原亜咲選手が圧勝した。全国的な傾向として中・高校生の活躍が著しく本大会でも同様な結果であった。また、オープン男子で参加した一安敏文選手はクライミングを始めて1年でルート3位、ボルダリング9位、総合でも5位に食込み今後注目されそうだ。ビギナーの部でも今後オープン・ジュニアで上位に食込みそうな選手もおり楽しみだ。しかし、女子の参加が全カテゴリーで7名と少なく、キッズの部でも5名参加と今後に大きな課題を残した。

 いつも大会の運営にはボランテアとしてご協力頂いている役員の方々のお礼申し上げます。特にセッターの橋村昭男さん石井昭彦さん(以上ルート)、小田光昭さん三木栄治さん(以上ボルダリング)三和史朗さん國谷徳昌さんサテイス マン パテイさん(以上両競技)には連続の深夜作業となり、全部門でスーパーファイナルなしの見事なセットでスムーズな運営と大会を盛り上げていただき心より感謝申し上げます。                          記 林

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