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JFAユース日本選手権2009 大会報告

3月28日から29日にかけて千葉県立幕張総合高等学校で行われたJFAユース日本
選手権大会2009に男子9名、女子2名が参加しました。

今大会では1日目予選はフラッシング、2日目決勝はオンサイトで行われました。

大会は風が吹き込み体感的にとても寒く手がかじかみやすい中で行われました。

1日目予選はフラッシングということもあり他の選手の登りを見ながら、出場を待って
いました。男子では中学生の佐藤嘉晃君(札幌西野中学校)が北海道選手では最初に登場
しました。
Aルートを順調に登りルーフを越え核心部分でフォール。Bルートでは無難な登
りで完登しました。しかし、全国の強者が多い中で
Aルートの1手の差で予選敗退。

高校生の伊藤隆純君(美唄工業高校2年)、菅原亨介君(遠軽高校1年)Aルートでは
ルーフを越えたあたりでフォール。
Bルートでは完登。しかしAルートの高度が足りず予選敗退。

岡部一成君(美唄工業高校2年)はAルート、伊藤君菅原君より進み勝負を掛け5手進ん
だところでフォール。しかし、
Bルートではクリップミスにより競技を途中で止められてし
まい、残念ながら予選敗退。大泉直也君(遠軽高校1年生)は
Bルートを完登し、Aルート
に望みましたが、ルーフを越えるあたりでフォール。中村浩貴君(遠軽高校1年生)は
B
ートでは会場特有の寒さのため、うまく力が出せずカンテの移動部分でフォール。
Aルート
ではルーフの途中でフォール。久野尚輝君(札幌稲西高校2年生)は
Bルートでは最初の核
心部分でフォール。
Aルートはルーフ手前でフォール。

選手最後での登場の宮井康平君(岩見沢緑陵高校2年生)はAルートはオーバーハングを
越えて伊藤君と同じところでフォール。
Bルートでは完登目前でフォール。

北海道選手で注目されていた杉本怜君(札幌西高校2年生)はAルート、Bルートとも無難
な登りで完登。1位通過で2日の決勝に駒を進めました。

女子では能藤彩夏さん(遠軽高校2年生)はCルート中盤ほどのところでフォール。Dルー
トでは高度を上げたものの他の選手が完登する中で予選敗退。四ツ屋美歩さん(立命館慶祥高
校2年生)は
Dルート高度を順調に上げたものの完登6手前ぐらいでフォール。Cルートでは
足を滑らせフォールし予選敗退でした。

2日目は決勝戦が行われ杉本君が出場しました。順番が最後ということもあり、予選よりも
まして注目が高い中での出番でした。決勝戦は序盤から厳しいホールドがついているルートに
なり、ルーフに到達するまでにも数多くの選手がフォールしていました。

杉本君は他の選手が苦しむ中を着実に越えルーフまで到達しました。ルーフを越えるところ
で多数の優勝候補者が脱落しましたが、杉本君は力を出し、1歩1歩ライバルを越え勝負のス
ローパーホールドを保持できずフォール。男子ジュニアでは優勝。大会全体でも1手差の3位
と好成績を収めました。

大会終了後ルートセッターが登りましたが、杉本君がつかみ損ねたホールドで音を上げたと
いうことで、男子のレベルが非常に高いことがわかりました。

北海道選手の結果はJFAホームページよりご覧ください。

なお、杉本君はフランスで行われる世界ユース選手権に出場することになりました。先日行
われましたボルダリングワールドカップ2009
KAZO大会にも出場し今後の更なる活躍に期待
がかかります。

記 北海道体育協会指定強化コーチ 佐藤 修一(美唄工業高校)

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