世界の五大陸には、 それぞれの大陸を代表するビッグで神聖な山が存在する。
●アジア大陸
アジアには、世界最高峰の山々のトップ10すべてが顔をつなれている。しかも8000mを超える山は14峰もあり、もちろんすべてネパールを中心にしたアジア大陸にある。
ネパールには、国内および国境付近に世界最高峰のベスト8を抱えているというから、この辺の地域を世界の屋根といわれるのもうなずける。
これらの山々の中で世界最高峰といえば、ご存知のエベレスト(8850m)だ。このエベレストという山には別名が2つあり、ひとつは珠穆朗瑪峰(チョモランマ)で、もうひとつはSagarmatha(サガルマータ)だ。初登頂は、1953年5月27日にイギリス隊のエドマンド・ヒラリーという。
今回挑戦しているマナスル峰(8163m)は、世界で8番目の高峰になる。
ちなみに名の知れているアジアの高峰のなかにはK2という山があるが、高さ8611mで世界で第2位となっている。
●南アメリカ大陸
南アメリカには、インカ帝国などの高地文化遺跡で知られているせいか、かなり高い山々があるかと思えば、アジア大陸に比べるとちょっと小ぶりなアコンカグア(6959m)というのが南アメリカ大陸では最高峰となっている。
この山は、アルゼンチンに位置し、初登頂は1897年1月14日にスイス人ガイドのマティアス・ツールブリッゲンという。
南北アメリカ大陸の中で最高峰となっている。
●北アメリカ大陸
北アメリカ大陸では、わたしたち日本人にも名前が知れているマッキンリー(6194m)という山が、そびえたっている。もちろん、北アメリカでは最高峰の山だ。
ご存知、冒険家の植村直己さんが消息を絶ったのが、ここ冬のマッキンリー。
●アフリカ大陸
あの広大なアフリカ大陸には、もっともっとものすごい山があるかと思えば、すそ野からのスケールが大きくが、高さはいまいち(?)のキリマンジャロ(5895m)が悠然と構えている。
所在地はタンザニアで、初登頂は1889年10月5日ドイツ人地質学者のハンス・マイヤーという。
●ヨーロッパ大陸
ヨーロッパ大陸には、世界の万年筆の中でも最高峰といわれるモンブランが君臨している。高さは4807mとけっこう庶民的だ。実はこのモンブラン、有名ではあるが最高峰ではない。コーカサス(カフカス)山脈のエリブルス(5642m)がヨーロッパでは最高峰となる。場所は、黒海の近くロシア連邦・カラチャイチェルケス共和国。
ちなみにスイスのアイガー北壁で有名なアイガーは3970m。マッターホルンは4478mだ。
●おまけ
世界七大陸の最高峰となると、オーストラリア大陸のコシウウスコ(2230m).南極大陸のヴインソンマシフ(5140m)が加わる。
また、近年七大陸ではなく「世界七大州最高峰」と称してコシウスコの代わりにオセア二ア州の最高峰であるインドネシアのカルステンツ・ピラミッド(5030m)を入れている。日本の富士山は3776m。順位は不明。
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