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道岳連普及事業 冬山講習会(Part_U)「日高会場」報告 (2013.3/2-3)


 どうも普及委員会事業は天候に恵まれていない模様である。
2月2〜3日に行われた「ニセコ会場」の冬山講習会は雨と暴風雪に見舞われたので、3月2〜3日の
日高会場は好天が期待されたが、再び強い低気圧により大荒れの天気となった。この講習会は、冬山
経験の少ない初級・中級レベルに照準をおいて企画されたが、参加者は上級者も含めて23名となった。
アルペン初級・中級、アルペン上級、テレマーク、スノーシューと4班に分け、冬山共通の地図読み、コン
パス操作、ビーコン捜索などのほか、各班毎用具の特性を生かした講習を行った。

 講習開始時はそれほどでもなかった天気は、終了時には風速20mほどの暴風雪になっていた。
講習は樹林帯で行ったので大荒れとは感じられなかったが、駐車場に近づくにつれて猛烈な風と雪、慣
れない参加者は凍傷の危機を味わったようである。
宿舎について、「冬山の装備、地図読み、ベアリング、雪崩の基礎知識」などの机上講習を行い冬山の厳
しさを再認識した。
夕食後の懇親会では、今年度制作の「北海道の山スキー」DVDを鑑賞し、パウダーの滑り方を学習して
いただいた。(この日は3本のDVDを購入いただいた)

3日は、猛吹雪は止んでいたが10mを超える風の中、熊見稜線上の1150mピークへ、稜線から十勝側
へ少し下がっただけで風はピタリと治まる。十勝の日差しを受け暫しの休憩。スノーシュー班は熊見山を
断念し稜線を下った。
スキー班は十勝平野を眺めながら滑り降りる。深く若干重い雪に悩まされたが爽快なダウンヒルが実現した。
普及委員会ではこの企画の成功を期してバスをチャーターのでリッチな講習会となった。天気に恵まれな
かった冬山講習会だが、冬山の厳しさ・現実を体現された事は大きな成果と言える。
最後に全員で記念撮影し散会した。 (荒堀記)


3/3
熊見山へ




スノーシュー班とスキー班


上級班


閉講式

集合写真

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