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夏山講習会Part3「羊蹄山お月見山行」報告        普及委員会

日時   平成27年8月29日(土)~30日(日)
宿泊   京極山荘(札幌山の会所有)
参加者  30名(受講者23名、スタッフ7名)
スタッフ L玉木とし子(普及委員)、L松下陽子(ロビニア山岳会)、SL東海林春樹(札幌山の会)、
      SL秋元筇男(普及担当)、神山健(アドバイザー)         
      <留守本部>豊島恵子(札幌山の会)、真嶋ドライバー

第1日
12時30分、参加者全員が京極山荘に集合する。座学内容は、①羊蹄山1892.7mの成り立ち・登山史(神山、秋元)②山荘から標高差約1500mを如何に疲れないで登るか・登山の疲労回復とは(松下)。8割の受講者は羊蹄山初見参で、これほど標高差のある登山も初めて。不安と好奇心、相半ばといったところで、質疑も盛ん。和気あいあいのうちに座学も進み、人生経験を交えた参加者の自己紹介も。続いて、夕食(懇親会)に京極の町へ下る。鶴岡肉店のバックヤードに設営される焼肉コーナー。数種類の肉と採れたての地元野菜が大好評、多少のアルコールも加わり、去りがたい雰囲気。再びバスで山荘へ戻る。山荘からは羊蹄山の全容が臨めた。



2日目

2時起床、留守本部の作ってくれた味噌汁飲んで、3時にA班(京極コース→喜茂別コース)B班(喜茂別コース→京極コース)
が出発する。これから登る羊蹄山の南の空に、見事に満月が輝いていた。両班ともお月見、朝焼け、展望を楽しみながら、
5時間強かけて山頂に到着した。5時間は水分とってゆっくり登る、ほぼ標準の登山時間だ。山頂は日差しがあり、見下ろす
山麓はいつの間にか雲海に覆われていた。下りは足に疲れが出たせいで、ほぼ全員が滑り過ぎる登山道に苦労する。しかし、
昨日学んだ(疲れない、滑らない歩き方。腰をかがめて、がに股歩きで小刻みに)を真剣に実践する様子が見て取れる。講習
会の成果といえるだろう。
全員山頂を踏み、怪我もなく山荘に集結でき、京極町の朝もぎ茹でとうきびを頬張り、夏の最後の講習会は閉校した。14時、
解散となった。   (普及担当:秋元筇男)


「夏山講習会 Part3を受講して」
8月29・30日羊蹄山お月見山行に参加させていただきました。羊蹄山は今回が初めてで高低差1500mを登って降りるには不安が
残る山行でした。
登山開始3時、真っ暗な闇の中に羊蹄山山頂左側にきれいな満月が見える。京極コースから登山開始。1合目、2合目と各合目
で小休止、大休止をとり、昨日、松下さんから教わった「登山の疲労と回復疲れない歩き方」を思い出し、エネルギー・水分補給・
ストレッチを小まめに行う。途中からヘッドライトの光が段々弱くなる。5時3分、東の空に太陽が顔を出しホットする。また、好天に
恵まれた山行に感謝。
8時10分稜線に無事到着、心配していた足の痛みも無く稜線からの360度展望の素晴らしさに感動。山頂で美味しいおにぎりを
いただき喜茂別コースに下山。京極コースより急勾配に感じられ滑りやすい箇所が随所に有り足元要注意の連続。途中からだん
だん膝が痛くなりこんなに痛く感じられる経験を初めて味わう。
29日の夕飯には京極町で美味しいい焼肉と美酒を味わい、更には夏山講習会を通じて多くの皆様とお知り合いになれたことに大
いに感謝しております。豊島さん、美味しいとうきびありがとうございました。道岳連普及事業スタッフの皆さん、講習会に参加された
皆さんお疲れ様でした。是非、次の機会も参加させていただきたいと思います。企画を楽しみにしております。  (A班個人会員T・N)

A班 写真中村さん






「羊蹄山お月見山行を担当して」
   
サポートの依頼を受けて夏山講習会・羊蹄山の山行に参加する。
「登山の疲労と回復、疲れない歩き方」と題した講義を担当した。参加者は私よりも経験豊富な方々ばかり。しかし、みなさん、
体力、登山行動等に不安を持っているのか、熱心に耳を傾けてくれる。私にとっては、講義内容がどれだけ役にたつのか不安
・・・さらに、講義の後は次々と質問も出た。答えが答えになっていたのかな。
翌日は喜茂別コースを登り、京極コースを下るB班。暗闇の中、予定とは違う林道を行き、(間違いではなかったが、)登山道に
入っての急登でもペース作りがなかなか出来ない。つい早く歩いてしまう。
それでも下山後、歩き方を参考にしてよかった等の言葉を頂きうれしく思った。沢山の方と同じ時間を過ごし、楽しい思い出が
できました。(B班L:松下陽子)

B班 写真西川さん






















参加者の方の写真がクリアーに写されていますので使わせてもらいました。ありがとうござす。

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