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冬山講習会Part1報告書 【羊蹄山】
2017年2月4日(土)〜5日(日)  京極町 札幌山の会京極山荘
【行動概要】
 ・参加者:20名
 ・スタッフ:7名
 ・小野 道岳連会長
 ・バスの真島さん


2月4日(土)晴れ
 9:30〜京極山荘集合
 9:50〜開校式
 10:00−11:00〜座学講習
  ・アバランチトランシーバー操作他
 11:30〜全員スノーシューにて山荘出発
 12:30−14:30〜550m付近にて実地講習
  ・弱層テスト(ショベルコンプレッションテスト)
  ・ビバーク時雪洞構築方法
  ・埋没体験(特殊器具を使い)
 15;00〜京極山荘戻り
  ・道岳連山スキーDVD鑑賞
 16:00−18:00〜京極町内焼肉夕食
 18:30−京極山荘にて座学、懇親会
 21:00−就寝

開会式 小野会長挨拶

全員スノーシューで550mの訓練地点へ

ショベルコンプレッションテスト

ツェルト設営

一人雪洞

雪洞作り

雪崩埋没体験

プローブ体験


夕食 焼肉

座学

二次会


2月5日(日)晴れ
 6:00〜起床、片付け朝食
 7:30〜山スキー班、スノーシュー班に分かれ出発
 9:45−10:00〜山スキー班、スノーシュー班1100m地点
 10:00−10:30〜各班、1100m地点より下山
 12:00−12:30〜各班、京極山荘着
 13:00−閉講式、解散

出発準備 羊蹄山へGO〜

スノーシュー班

スキー班

1,100mからの下り

閉会式

札幌山の会京極山荘にて「お世話になりました」

羊蹄山 京極コースの軌跡

【行動記録】
 今回 普及委員会冬山講習会1回目を札幌山の会京極山荘をベースに、行いました。
個人会員及び一般参加者スタッフ含め 総勢29名、結果2日間最高の天気に恵まれた。
約30名で山荘は満員。
【1日目】 開講式 道岳連小野会長挨拶後 橋本一郎さんのアバランチトランシーバー
操作他を資料にもとづき講習。その後全員スノーシュー装着標高550m付近まで行き
弱層テスト及判定方法、雪洞構築方法や構築後の雪洞内での生活について講習。
3種の神器を装備するのはもちろんの事、日帰り装備に加えるものとして、
底面よりの冷気遮断マット、ストーブなどを加える事、雪洞構築後スコップは雪洞内に入れる事などを伝える。参加者も
それぞれに雪洞構築を実際に体験した。
又横山委員長持参の特殊器具により、雪崩埋没体験や埋没者のプロービング感触体験など貴重な経験をした。天気
も良く笑いも出る中みなさんそれぞれ真剣に取り組んでいた
講習後は楽しみの夕食。京極町内のお肉屋さんでの焼肉。多少のお酒、美味しいお肉。
皆さん大満足での夕食となった。
山荘へ戻り懇親会後21:00には就寝。
【2日目】
 満員の山荘、スペースを譲り合いながらの就寝、お酒も入ってるので、夜中はイビキ、寝言の大合唱だったとの報告も。
朝5:30頃には ぽつぽつ起きはじめる。6:00には全員起床、
横山康子さんお手製の豚汁【事前準備下ごしらえご苦労様でした】が既に出来上がっており、
参加者みんなで、配ぜん朝食準備、山荘窓越に眺める羊蹄山を眺めながらの朝食となった。
7:30山スキー班、スノーシュー班に分かれ京極コースを出発、天気最高、雪質最高、
それぞれラッセル交代しながら進む、標高上がるにつれ眺める景色にみんな感激、風も無い1100m付近迄進み各自
行動食とる。休んでいる横を外国人の半そでスキーヤーが登ってゆく、風も無いので頂上までか。我々は、大休止後
下山開始、他のスキーヤーやボーダーより先にパウダー斜面を降りる。スキーヤー、ボーダーの皆さんごめんなさい。
無事各班 山荘に戻り、残りの豚汁を頂き13:00閉講式解散となった。
横山委員長はじめスタッフの皆さん事前準備含めご苦労様でした。
又山荘駐車スペース確保の為除雪ご協力頂いた斎藤さんありがとうございました。
                                           報告者 普及委員会 副委員長 東海林 春樹

冬山講習会 Part1 に参加して

 本当は山スキーの部で参加したかったのですが、傾斜のきつい羊蹄としてスキー初心者の
私は登る事はできても下りは無理と自覚してスノーシューで参加しました。
 一日目は“三種の神器”の使い方を教わります。
まずはビーコンが全員に手渡され操作の基本を教わりました。横文字と専門用語が多く
チンプンカンプン…。入山時に発信モードにする事だけを頭に叩き込みました。
次に山に少し入って雪洞を作りました。小さい頃のかまくら作りを思い出し夢中になりました。中に入ってみると以外に
暖かく静かで雪に包みこまれる感じが‥実際は緊急用なので速やかに1時間以内にせよ!との事。
プローブは実際に人を埋めて一人一人プローブをにぎりしめ突き刺してみました。人に当たると微妙に軟らかい感触で
どきりとしました。又、ツエルトもヒモありとヒモなしバージョンで張ってみて中に入り1枚の薄いシートがとても心強い事
を実感しました。
さて、講習が終り夕食は焼肉屋で肉をたらふく食べ、かつ飲みとても満足 !!
手作り感満載の札幌山の会京極山荘は居住性も快適で二次会のお酒もどんどんすすみます。
 二日目。羊蹄山がくっきり見え雲ひとつない絶好の登山日和りです。
心づくしの豚汁とおにぎりでエネルギーを満タンにして、いざ羊蹄へ…!
歩き始めて傾斜が上がってくるとさすがにキツイ〃すぐに息が上がります。
しかし、景色がすごい。夏だと樹林帯に入れば枝葉がじゃまをして景色など見えませんが
ふり返る度に小さくなってゆく京極市街と反対に遠くに余市岳・無意根山・手稲山・定天・
札幌岳・空沼岳とずんずん展望が広がってゆくのです。脳裏から消える事のない様な映像
です。若い人や外人さんがガンガン追い抜いてゆきますが、明るく挨拶を交わしながら
結局、スノーシュー班は1,100m・スキー班は1,200m付近まで登り後は爽快に下るのみ。
いやはや、タメにもなり尚且つ楽しいというあっという間の二日間でした。
スタッフの皆様ありがとうございました。又、是非参加したいと思います。
                                                         恵庭山岳会 S・Yさん

冬山講習会 感想                           札幌山の会 須田 康仁

 冬山の技術の基礎について学びたいと思い、昨年に引き続き参加させて頂きました。
1日目はスノーシューを使い一時間ほど登り、雪洞の作り方、ビーコンの操作方法、雪崩発生時の救出方法について
学びました。自分自身スノーシューは初めての体験であり、雪上をスムーズに移動できる点や、外れにくく使い易い事
など勉強になりました。雪洞の作り方では、実際に自分で作業することでどれぐらいの時間でどれ程の物が作れるか
という事がわかり大変参考になりました。
 2日目は山スキーで900メートル地点まで登り、滑降を試みましたが自分自身日頃の練習不足もあり、講師、メン
バーの方に迷惑をかけてしまい大変申し訳なく思っております。しかし期間中快晴の天気に恵まれスタッフの皆様の
親切な指導もあり、山の素晴らしさを改めて実感することが出来ました。
 今後はスキーの技術を高め再び参加できることが出来れば幸いです。冬山登山を安全に行なうための技術指導、
スノーシュー、山スキーの楽しさを教えて頂いた北海道山岳連盟の皆様に深く感謝いたしますと共に今後も同様の
講習会を継続してくださいますよう希望します。
 二日間ありがとうございました。

冬山講習会Part1 羊蹄山 スタッフの皆さん
 小野 道岳連会長
 CL 横山 温
  スキー班     L 細木輝雄      SL 加藤陽子     横山泰子
  スノーシュー班  L 東海林春樹    SL  橋本一郎    松下陽子

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