普及へ  HPへ

H29夏山講習会 PartU 室蘭の岩と沢 報告 2017.6/10-11

全員集合

 1、日 程 H29年6月10日(土)〜11日(日)
 2、会 場 室蘭チャラツナイ海岸 岩登り
          雨の為、登別市酪農館 鬼壁で実施
        室蘭岳 滝沢
        カムイヌプリ、室蘭岳縦走
 3、宿 泊 室蘭市 だんパラ高原 サンパワー380
 4、参加者 一般参加者3名、個人会員11名、山岳会1名
       スタッフ11名         合計26名
 5、講習会 時系列内容
     6月10日(土) 小雨、雨
        9時30分  室蘭市地球岬駐車場に集合
              ⇒雨の為、登別市酪農館 鬼壁で実施
       10時50分  開会式・講習会開始⇒橋村講師によるロープの結び方、
              三点支持、トップロープ登攀、確保の方法、懸垂下降の実施
       15時00分  講習終了⇒サンパワー380に移動
       17時00分  座学講習 ロープの結び方、沢登りの基本、
              夕食・懇親会 ⇒22時消灯

     6月11日(日)  晴れのち曇り
        5時00分  起床・朝食⇒滝沢班、縦走班に別れて移動
        6時30分  滝沢班だんパラ駐車場出発⇒牛舎奥林道車デポ7:20⇒
              滝沢入渓7:50⇒コル滝沢出会い11:15⇒室蘭岳山頂12:20⇒
              12:50発⇒白鳥ヒュッテ13:30⇒だんパラ高原休憩所14:00
        7時00分  縦走登山班だんパラ駐車場出発⇒水元沢⇒
              コル滝沢出会い8:50⇒カムイヌプリ山頂9:55⇒
              コル滝沢出会い11:10⇒室蘭岳山頂12:10⇒発12:45⇒
              西尾根コース⇒白鳥ヒュッテ⇒だんパラ高原休憩所14:10
       14時10分  閉会式・解散


6、報 告
第一日目
は、天気予報どおりの雨でチャラツナイ海岸での岩登り講習は
        できず、急遽登別市酪農館内にあるクライミング施設「鬼壁」を利用し
        岩登り講習を実施した。
開会式・講習会



座学講習



夕食・懇親会


第二日目は、天気に恵まれ各班別に行動し無事終了しました。
         滝沢班は前日の雨で少々水かさが増したものの綺麗なナメから苔むした
        滝を楽しみました。
         縦走班は水元沢、お花<オオサクラ草>、噴火湾の展望を楽しんだと
        思います。
        それぞれの班が計画どおり楽しみ参加者・スタッフの協力で無事講習会
        を終了しました。
         計画にあたり室蘭山岳連盟の現地スタッフ、鬼壁の管理者森山氏のご協力
        を戴きました。

   参加スタッフ
     顧問    小野 倫夫 会長
     岩登り講師 橋村 昭男
     普及委員会  横山 温、細木 輝雄、松下 陽子、加藤 陽子、
               佐々木 秀幸、横山 泰子
      現地スタッフ 岡崎 孝、篠原 修、佐々木 恵美子   (室蘭山岳連盟) 

閉会式


滝沢班

−夏山講習会Part2に参加して−
 初日は生憎の雨で、岩登り実技講習が出来ず残念!!
酪農館へ移動して室内での講習となった。ん???2年前参加した小樽と同じパターンか?前回はクライミングで壁の1/3程度しか登れなかったので、
また今回もダメだろうなと思いながら先に登っている参加者の動きを観察していた。自分の順番が来て、いざ登り始めると意外や意外ゴール点迄到達。
これに気分良くしてATCを使用してのビレイ、懸垂下降などスタッフの解り易い指導を受けイメージどうりのロープワークが出来た。
 2日目はいよいよ沢登り。初めて履く沢シューズとハーネス装着して入渓。殆ど初体験で、どんな状況が待受けているか若干不安を持ちながら浮石、
滑る石、水深など注意しながら歩を進める。難所の滝は2つ有ったが、安全第一にロープ使用となった。スタッフの迅速なロープ設定と引上げにより、
参加者全員アクシデントも無くクリア。ここでは、前日の実技講習で覚えたロープの結び方、ハーネス、カラビナ、スリングの使い方やビレイ、懸垂下降の
体験とスタッフが居ることの安心感ですんなり登れました。
 今回の講習会は収穫が多く大変勉強になり、参加してよかったです。また、食事を作って戴いたスタッフの方々、美味しい料理で2日目の沢登りに
たくさんの元気を貰いました。ありがとうございます。
 沢登りまた行きたいです。

カムイヌプリ〜室蘭岳縦走班

  6月10日(日)  CL 松下陽子(ロビニア山岳会)

 本日の縦走は、参加者7名、スタッフ2名でスタートしました。
7時に出発してスキー場を横切るとすぐに下り・・登山なのに、しかも始まってすぐ降りるの〜なんて参加者から笑い声を交えながらの悲鳴が聞こえて
きましたが、何度も一緒に山行をしている仲間なので和気あいあいと歩も進みます。
水元沢コースの名の通り、数回の渡渉がありました。初めて渡渉をされる方もおり、手をひいたり、足場を教えたり、安全に渡れるように配慮しました。
滝沢分岐では、靴ずれをして縦走リタイヤを考えた参加者もおりましたが、痛みをこらえカムイヌプリの頂上を全員で踏むことができました。
途中、札幌の高体連という学生50名と教員たちとすれ違いましたが、皆呼吸ひとつ乱さずに急登を行く姿に将来のアルピニストと声をかけると、
キラキラ輝く笑顔を返してくれました。 若さをすこしでも分けて欲しいと思ったのは私だけではないと信じています(笑。
カムイヌプリの頂上からは太平洋と室蘭の街がきれいに見え、これまでの疲れが吹っ飛びました。
室蘭岳に向かう途中で沢組みと合流!申し合わせたわけではありませんが感激です。
(企画担当者はちゃんと考えて出発時間を調整したのだと思いますが・・)
標高差250mの急登を終えると室蘭岳頂上。本日は沢山の方が登っておられ、頂上は満員御礼に近い状態でした。
縦走組、沢組、合同で記念写真を撮り、昼食後西尾根コースから下山します。
ハクサンチドリ、シラネアオイ、オダマキ等綺麗なお花がたくさん咲いて景色も綺麗で楽しく下山出来ました。白鳥ヒュッテに到着して頂ける冷たい
お水は、これまでの疲労が飛んで行くほどの美味しさ。「生き返る〜」と、参加者の方も喜んでおられました。又コースの途中途中で山の恵もあり、
これは春山の特権ですね。
一日を通して、雨が降ったり止んだりで雨具を着たり、脱いだりと忙しい一日でした。靴ずれをした参加者もおりましたが、総距離12km、約7時間、
大きな事故もなく無事に縦走を終えて下山できました。
参加者の皆さまお疲れさまでした。次回も宜しくお願い致します。

7:00 スキー場出発  8:50 滝沢分岐 9:50 カムイヌプリ 滝沢分岐 12:10 室蘭岳(休憩) 14:15 スキー場

普及へ  HPへ