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 平成30年(2018)ジュニア登山教室
    日本百名山・樹海にそびえる
火山の山
“雌阿寒岳”1499mに登ろう!

役員スタッフ 
ボルダリング 講師: 國谷斗馬、 橋村昭男 、林 千里夫  スタッフ: 秋元節男
登山講師:為野宜己  スタッフ:本林尚之、奈良ア功、川邉由美、 瀬川優、下山シゲ子、長瀬正之生、 高見直広

8月2日〜4日の3日間、小学校4年生から中学校2年生まで、
18名のお子さんが参加して開催しました。
 

8/2

 初日は札幌市「グラビティリサーチ」に集合し、北海道体育協会指定コーチの國谷斗馬さんをはじめ「北海きたえーる」で
クライミング指導してくださっている指導員の方々から「ボルダリング」の楽しさを体をいっぱい使って味わいました。


バスに乗車し足寄町への長旅をへて「ネイパル足寄」へ到着。
2泊の集団宿泊生活のための心構えと生活のきまりを施設の方からのお話を聞き、宿泊部屋でベットメイキング・夕食・入浴を
してから、明日の雌阿寒岳登山にむけての心がまえと準備、水分の取り方や歩き方などについて学習しました。
 最後はみんなで「がんばるぞ!」と声を合わせて就寝しました。


8/3

 2日目、天気は晴れ。先日までの猛暑も和らぎ絶好の登山日和となりました。登りはゆっくりのペースで自分の体調と相談
しながら大幅に遅れる子もなく3時間かけて頂上に到着しました。
 頂上からは火山の様子を感じる、蒸気があふれる様子や硫黄の匂いを感じたり、雄阿寒岳や阿寒湖の眺めを味わうことが
できました。山頂は風が吹き、体温低下を防ぐため素早く下山をはじめ8合目あたりで、びっくりさせるために、ひそかに担いで
いた「小玉すいか」を出して、みんなで食べて水分を補給しました。
 下山は火山れきのザレ場を歩くのに子どもたちは苦労していました。運動靴によってはソールの溝が浅くグリップが効かない
ために恐る恐る降りる子どもも少なくなく、途中足首を捻ったお子さんにテーピングで固定して様子をみたりしながら時間をかけて
全員無事に下山することができました。

 

「ネイパル足寄」に戻ってからは夕食をたっぷり食べて、お風呂で汗をながしてから「感想交流会」で今日のみんなのがんばりを
確認して、達成感のある充実した1日を喜びました。


8/4

 最終日は「ネイパル足寄」を退所するための部屋の整理整頓をしっかり行い、お礼を言って退所しました。


最後に「足寄動物化石博物館」で学芸員さんから化石発掘から見える大昔の動物のくらしについて学習し、
ミニ化石発掘体験活動を通して、大地と自然との関わりを感じました。



閉会式ではみなさんに「修了証」と記念品を渡し、
バスに乗って札幌へ戻り保護者のみなさんに引き渡しました。


 3日間の中で初めてあう子どもたちどうしで仲良くなって、声を掛け合いながら協力して楽しい笑顔をいっぱい見せながら
生活して充実した時間を過ごすことができました。
また、閉会式の時に「来年も参加したい!」というお子さんの声をたくさん聞かせてもらうことができ、運営していたスタッフの
みなさんの喜びもひとしおでした。
 お子さんのお名前などの準備・運営の細かいところでの対応の間違いなどもあり、お子さんや保護者の方々に、ご迷惑を
おかけし、見えないところで準備などの不安を感じさせたと思います。
ご理解をしていただき無事に終えることができたことに心から感謝します。
 また、スタッフのみなさんには場面ごとに臨機応変に率先して対応し、連携とって事業をすすめることができたことに心から
感謝します。ありがとうございました。
                                         【文責:北海道山岳連盟ジュニア委員長 高 見 直 広】

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