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高所登山講習会in富士山報告

                                                       海外登山委員長  工藤 寛

 8月23日(金)から25日(日)の3日間で高所登山講習会として富士山に登頂してきました。
参加者は講師1名、参加者3名(道岳連2名、一般1名)の4名。

 6月に富士山が世界遺産に選定され、山小屋予約時にはどの小屋も24日は満室状態で、当初予定の24日頂上宿泊
の計画を変更せざるを得なかった。
 実際の行程は、23日に行程的に可能な一番高い標高3千mの小屋まで登り宿泊、24日に登頂しお鉢周り後に下山、
宿泊とし、最終日は移動となってしまった。

  登山開始
   6合目辺り

 23日朝一番の羽田便に搭乗し、到着後レンタカーで富士山へ。昼過ぎに我々の登る富士宮口のシャトルバス乗場、
水塚公園へ到着。シャトルバスに乗り換え富士宮口5合目登山口へ。
13:15登山口を出発。雲の中の登山だが時々下界が見えたり、下界の雷鳴や雷光が確認できる。15:30元祖七合目、
標高3,010mの山口山荘に到着し宿泊。

 元祖七合目の小屋
 

 24日、ご来光をめがけ夜中に出発予定だったが、風雨が激しく夜明けまで待機する。やや落着いた5時過ぎに登山開始。
この時点でも風が強く、天候悪化の兆候もあり、吉田口では登山禁止となっていたようだ。
この小屋でも下山する人が殆どであった。時々景色を楽しみながら風や薄くなっていく空気と戦いながら8:20頃富士山最高峰
剣ヶ峰登頂。強風で一部分大変だった所があったが、何とかお鉢も一周。10:00御殿場コースから下山開始し、宝永山を経て
13:10頃に富士宮口登山口に下山。その後山中湖へ移動し宿泊。

 八合目を目指す
 
    山頂へあと一歩
 剣ヶ峰登頂
 
    御殿場コースの下り
  宝永山を越え富士宮口へ
 
   駐車場から一瞬
 

 25日は雨の中ゆっくりと羽田まで車移動し、機上の人となった。

 今回の参加者は3千mの宿泊はものともせず順調に登頂。登頂後に若干の高山病が出る程度であったが、十分に日本
最高峰の高度を感じたと思われる。

 世界遺産効果で週末の山小屋は早くから予約され満室になっていたが、当日は雨などの天気でゆったりと宿泊できたし、
登山道もそんなに混雑していなかったが、天気が良かったらもっと込んでいたと思われる。
 我々の登る前はテストとして入山料を徴収していたが、登るときは全く無かった。マイカー規制の延長で全体の登山者や、
0泊2日の弾丸登山者は減ったようだ。

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