北海道エベレスト登山ニュース No.3 5/19  戻る  HPへ 

発行 北海道エベレスト登山実行委員会 2000.5.19

ついにやった! チョモランマ登頂
登頂隊1 8 日前進キャンプへ無事帰着

 世界最高峰のエベレスト「中国名チョモランマ=世界で最も高い母神」(8848m)に挑んだ北海道登山隊は、5月17日ついに登頂の夢を果たしました。
17日午後、ベースキャンプのニ井田副隊長から留守本部へ電話が入りました。
「登頂しました! 10時37分、工藤、高橋、江崎隊長が頂上に立ちました。! 」「おめでとう !やったね!」  「やりました。江崎隊長からのトランシーバーでの連絡内容を伝えます。・・・!・・・!支援の皆さんのおかげです」涙声になる興奮のやりとり。
 早速留守本部事務局から流された登山速報やホームページに関係者は歓喜、感激。
夕刻には後援のUHBテレビ放映、そして18日と19日の朝刊、北海道新聞トップ面に大きな画像と成果が報じられ、北海道中が沸きました。
 快晴の頂上で日章旗と緑色鮮やかな北海道山岳連盟旗を高々と掲げた一瞬が目に浮かび、登山隊らの歓声と道民の喜びが交差して最高の感激です。
 これまでエベレストには世界中から沢山の登頂がされている中で、北海道から初めての桃戦そして登頂成功は、「本当に初めてなのか」と驚く人もいましたが、まさに「試される北海道」を地でゆく登山隊に拍手が贈られます。
 とくに紅一点、高橋留智亜さんがエベレスト登頂は日本人女性4人目として注日を集め、マスコミが競って取材、報道されました。
登山隊は慎重に下山して17日は8300mの最終キャンプでー夜を明かし、18日夕方、中村隊員の待つ6200mのABCに無事到着の電話連絡ががありました。

北稜から日本隊としては女性初登頂
日本女性のエベレスト初登頂者は1975年日本女子登山隊の田部井淳子さんです。
96年の難波康子さん(登山隊の悲劇は有名)と98年の続素実子さんは、ともにN
Z公募隊に参加したガイド付き登山でした。田部井さん難波さんはネパール側からのサウ
スコル経由の登頂で、続さんは北稜でした。
今回、北海道登山隊力の挑んだチベット側の長い北稜ルートと、頂上目前の厳しい第
2ステップの難場を突破しての登頂は日本の登山隊としての本格的な女性初登頂の快
挙であり、北海道登山隊が誇るべき記録となりました。

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