2008年の道岳連の課題


北海道山岳連盟
会長鎌田耕治

 新年を迎えるたびに今年の課題や展望などを思いめぐらすものの、毎年年末になる
と反省することばかりで、私自身はその繰り返しで馬齢を重ねてきたようです。
 今日の日本の登山界は、登山それ自体の多様化や組織の高齢化など沢山の問題をか
かえて、その変革にどう対応していくかが問われています。これはひとり北海道山岳連盟
だけの問題ではありませんが、先ずは身の回りの小さな事から活路を見出す努力が必要
でしょう。ちょっと一段高い視野から見つめ直す姿勢が大切かと思います。
 道岳連の課題は沢山あります。安全登山の指導普及活動、遭難防止の真剣な対策、
自然保護は環境問題まで高め、また競技スポーツ団体として山岳競技の取り組み強化
とクライミングの発展など難問が山積しています。しかし、粘り強く一つづつ問題を討議し
て「みんなでよく話し合い、良く考え、みんなで協力し、みんなで行動する」という組織作り
が肝要のようです。
 道岳連の活動といっても各山岳会個々の登山活動が基本です。それぞれの登山活動
をどう援助し活性化させることができるのか道岳連の役割であり、道内山岳団体の連合
体組織として、更に登山を通して社会的な貢献も使命の一つです。
 ご承知のように、今年は7月に全日本登山体育大会を十勝岳連峰周辺を会場に開催
することで準備を進めています。全国から集まる予定の500人近い岳人を暖かく迎え入れ、
北海道の大自然を満喫していただけるようにと、実行委員会が企画、秘策を練っています。
全国的な大きな大会であり、北海道山岳連盟の総力をあげて底力を発揮できるよう全道
岳人の絶大なご支援をお願いする次第です。
 今年の年間行事も日程、計画などがほぼ出揃いました。沢山の事業、行事がびっしり
ありますが、どうぞご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます

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