新年あけましておめでとうございます。
      本年もよろしくお願い申し上げます。
 

 昨年は東日本大震災と原発事故による被害とそれに伴う影響が全国的に広がり我北海道は東北各県
に比べれば少ないとはいえ海岸部では大きな被害があり大きな痛みを負いました。
「がんばろう日本」のスローガンと「絆」の一文字は2011年を表しました。
これからの復興に向けて日本全体が心を一つにして進む決意と行動を我々登山者も意識していきたい
と思います。
 道岳連は各活動分野で着実に事業、行事を実施しました。国体では5年連続入賞、成年男子女子の
種目ボルダリング優勝という快挙は天皇杯、皇后杯に貢献していることはいうまでもありません。
又、高校総体登山男子の5位入賞も久しぶりのことです。
 全道交流登山会は阿寒湖周辺の山々を会場に行われました。今回は300人を越す参加で、主管釧路
岳連の細かい配慮の運営と天候にも恵まれ参加者は年に一度の交流会を満喫しました。指導員養成では
指導員、上級指導員養成の他新たにクライミング指導員養成講習会も実施、新しい登山界の広がりが
出来ました。遭対関係ではトムラウシ遭難以来実施されている安全登山シンポジュームや一般登山者
対象の遭難対策研修会、又、海外委員会が中心に氷壁研修会や普及委員会の一般登山者対象と合わせ
て2度のトムラウシ山を会場にした講習登山会などを実施してきました。
 さて、本年2012年は北海道山岳連盟が誕生して60年目です。先人、先輩の積み重ねてきた道岳連
へのご尽力に感謝するとともに、これからの北海道山岳連盟を多くの登山者のために新たな出発点と
して共に力を合わせて参りたいと思います。すでに実行委員会も立ち上げ、記念式典、祝賀会は10月
20日と決まりました。そのほか様々の記念事業、行事、記念誌発行などが企画されます。是非、全道
各地から多くの会員の参加をいただきたい。
 終わりに安全登山を心がけ加盟各団体が益々発展するよう倍旧のご協力をお願いし、今年が皆様方
にとって充実した年になることを祈念し年頭の挨拶とします。

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