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     平成30年 年頭の挨拶
      北海道山岳連盟 会長 小野倫夫

                                          2018.1.1


 北海道山岳連盟の会員の皆さん あけましておめでとうございます
冬将軍ならぬ北朝鮮のエスカレートする暴走に、日本中を震撼とさせ、北海道上空を弾道ロケット
が通過、今年はどうなるのかと、不安を感じます。
「平和ボケ」「軟弱」と言われても唯一被爆国の日本としては決して起きてほしくない事態、戦争は
絶対避けて欲しい。
今は米国のトランプと北朝鮮の金正恩がボタンの掛け違いをしないでほしいのが世界中の願いです。
 昨年、道岳連は主管として第56回全日本登山大会・北海道大会を担当しました。
当番7回目の今回は7月6日〜8日に羊蹄山・ニセコ山系を会場に8コース設定。参加者は沖縄から
もあり250名、道岳連の役員スタッフ50名、参加者の中には90を超える方もいました。
各コース、猛暑のためリタイヤする人もおりましたが、さしたる事故もなく、全員下山しました。
 歓迎レセプションでは旧交を温めたり、道内スタッフと山行の話など、談笑する光景が見られ、
アトラクションのアイヌ民族の歌と踊りには、ステージで一緒に踊ったり盛り上がりました。
 全日大会がきっかけに始まった全道交流登山会も8月26〜27日富良野山岳会の主管で開催、
31回目の今回は富良野西岳をメインに230名の道内の山仲間が交流、親睦を図りました。
主管して頂いた富良野山岳会の運営と、きめ細かい配慮に感謝します。
30年度の大会当番については目下、依頼交渉中です。期待してお待ちください。
 道遭対協の啓発活動である「安全登山シンポジウム」は200名山ひと筆書きの田中陽希氏と
国際山岳医大城和恵氏を講師にご講演を頂いた。今回、講師や直近の話題に関心があるなどで、
参加者は定員を上回り、講演とディスカッションに熱心に聴き入っていた。
 アウトドアフェスティバルイン・ルスツとして9回目となるトレイルランニングは、9月23〜24日開催。
北海道で一番キツイ大会とPRや、全国各地での大会が競合した事も一因で参加者が190名に止まり、
今後の課題です。
 国体は女子の入賞が2種目に終わったが、選手層の過渡期でもあり、今後に期待です。
 8月11日「山の日」記念山行が道内各地で実施された。制定2年目ですが、全国的にも様々な取り
組みがあり、道岳連も意義ある活動を模索しながら進めます。
 29年度の各委員会の活動もほぼ順調に進んでいます。残りの冬シーズン、遭難や事故に遭わな
いよう、万全の準備、態勢で登山、スキーに臨むことを、お願いします。
 山岳界は高齢化、少子化、による、山岳会の低迷や解散、そしてカテゴリーの広がりなど、
様ざまな問題があります。
しかし、「山の日」「オリンピック」を我々が共有することで、活動の活性化への道筋を見いだせると
信じます。
 今年も道岳連の活動にご支援ご協力のほどよろしくお願いします。
終わりに会員の皆さんの健康とご多幸を祈念して年頭の挨拶とします。


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