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  第57回国民体育大会秋季大会  山岳競技報告書

平成14年19月26日〜29日(高知県)
  北海道山岳連盟競技部国体委員会

1、総評
   今年度から、踏査競技が廃止され縦走競技とクライミング競技の2種目となり、各県での選手選考をどのようにしてくるのか、興味深いものがあった。
   北海道では、縦走競技で勝てることはマラソン選手や、駅伝選手を集めない限り不可能に近く、道内の予選でもクライミング選手中心に選考して大会に臨んだ。
  結果的に、クライミングの順位が、成年男子16位、成年女子13位、少年男子10位、少年女子15位と決勝に進むことはできなかったもののそれなりの成果があった今回の大会でした。
   なかでも、成年女子の山田陽子選手は左ルート第4位と全国レベルの登りを見せ、来年の大会での決勝進出に期待したい。また、少年男子の2人も、後一手で決勝進出というところまで頑張り、次年度の強化指針が見えてきた。
   成年男子は46都道府県のなかでの16位は良い成績で、日本のトップクライマーがかなり多く出場しており、レベルの違いが大きい種別でした。
   入賞ラインは成年男子で13a以上をレッドポイント出来る選手、成年女子および少年男子では12b以上をレッドポイント出来る選手、少年女子では11a以上をレッドポイント出来る選手であることが条件となり、コーチ、監督もそれなりの知識、力がないと勤まらなくなってきている。
   縦走競技については、選手選考がクライミング中心であったため全くふるわなかった。縦走で選考された選手の成績は成年男子で25位、成年女子15位、少年男子16位、少年女子12位という結果でした。


 2、各種別成績
    
成年男子 35位
成年女子 15位
少年男子 15位
少年女子 14位
総合順位  22位 

成年男子 縦走 42位
 門脇竜二   0:55:29.2
 奈良誠之   1:16:30.7
クライミング   16位
 川俣 心       11.8N
 奈良誠之      11.6 -

成年女子 縦走   15位
 佐藤由実 1:41:49.5
 戸田千春   2:04:20.6

クライミング  13位
 山田陽子       13.2N   
 戸田千春       11.9N

少年男子 縦走   16位
 友光陽祐  1:24:58.9
 小野紀秀  1:50:25.0
クライミング  10位
 高嶋 優  13.7N
 小野紀秀       12.2N

少年女子 縦走   13位
 井谷朱里  1:10:40.7  
 三上尋恵  1:28:16.4
クライミング   15位
 三上尋恵        9.1+  
 牧野理英        7.5N

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