札幌山岳連盟の主な活動

 
札幌山岳連盟は、(財)日本体育協会・(社)日本山岳協会・北海道山岳連盟に加盟して活動しています。
加盟団体(各山岳会)会員総数約500名。設立されてから約45年。スポーツ登山愛好家の交流の組織として着実に実績を積み重ねております。
 連盟には、次の専門委員会があり各々活動しております。


指導委員会
 日本体育協会公認スポーツ指導員によって構成され、会員の登山技術向上のほか、広く一般市民の登山愛好者をより安全に楽しく登山に親しんでいただく為の指導員の派遣と養成に努めております。

遭難対策委員会
 
不時の山岳遭難に際して、臨機応変に対応する為の救急法の研修や札幌周辺六市合同による遭難救助訓練にも参画しております。

海外委員会
 北海道の山で培ってきた登山技術力で、より困難な登山を求め海外の山に関する研究と実践を続けております。当面1999年秋のヒマラヤ・マナスル北峰・厳冬のマナスル本峰に向けて活動中です。1995年冬のランタン・リルン登頂成功は高く評価されました。

通信無線委員会
 登山の安全確保の為の連絡手段として、一般大衆登山中の活用、めまぐるしく変革しているメディアの研究等課題が山積しておりますが、今のところアマチュア無線運用局の普及と実際の登山中における無線の活用範囲確認の為の全道QSO大会を参画しております。

自然保護委員会
 荒廃しつつある自然を守る活動は今や強く望まれ「環境問題」として社会問題化していますが、山岳連盟は山岳に関わる自然保護について重大な関心を持ち他の自然保護ネットワークと連携して活動しています。連盟には環境庁から委嘱を請けた「自然公園指導員」と日本山岳協会から委嘱された「自然保護指導員」がおり、高山植物の保護・盗掘の監視、登山道の修復個所の自治体への連絡、ゴミ問題、し尿問題に取り組んでおります。

国体委員会
 国民体育大会の「登山部門」の北海道予選会の運営・審判役員を派遣しております。四国・高松国体からスポーツクライミングが競技種目になる為にクライミング委員会を次年度から設置することになりました。
 
同委員会は、既に仮発足して札幌市市民体育大会の競技種目になっており、毎年秋クライミングコンペを実施しております。

普及事業委員会
 山岳連盟は、中高年等の未組織登山愛好家に楽しく安全な登山をしていただく為に、例年「朝日新聞社・北海道支社」主催の登山会にサポート隊員を派遣支援しております。「朝日ファイブマウンテン」は、これまで七年続いております。
 1999年夏は、同支社40周年事業に協力して、戦後初めて国後島の「爺爺岳学術専門家交流調査隊」にサポート隊として同行し初期の目的を達成しました。
 この委員会は、又、市民体育大会の一環としての「市民登山会」や各種団体の要請を受けての集団登山会等のほか、指導委員会と協調のうえで北海道山岳連盟の事業協力、集団登山リーダー養成研修会へ積極的に参加するなど各団体への橋渡しをしております。

理事会
 毎月一回、各山岳会派遣理事による「理事会」を開催して、各行事の報告反省や計画の発表、検討を行って加盟団体の結束と活性化を図っております。

(文責 副会長 若林修二

札幌山岳連盟では未加盟の登山愛好家グループの参加を広く呼びかけてまいります。