札幌山岳連盟海外登山メモリアル NO4
1996年秋季 ロルワリン・ヒマール タンナ・リ(6801M)登山隊とトレッキング隊の報告
1997年6月20日発行: 北大山の会ロルワリン紀行編集委員会
1995年秋、ヘリで上空から偵察
1996.9月8日から10月30日(登山隊)隊長(小林 年)ほか7名。
9月29日から10月16日(トレッキング隊)隊長(大井幸雄)ほか9名
登山隊のBCは、リピモ・シャール氷河右岸のカルカ・4980M。
数十年来の異常気象で、雨と降雪に見舞われて雪崩の危険も増した為にC1の上部の
6030Mから撤退した。ロルワリン・ヒマールは、エベレスト・ローツェ・チョーオユ
ーの8000M峰が屹立しているクーンブ・ヒマールの東側の地域で8000M高峰は
無く、メンルンツェ(7181M)ガウリサンカール(7146M)以外は7000M
に満たないが、美しい未踏の鋭鋒が連なる魅力一杯の山域である。記録も少なく現在で
も探検的要素を秘めていることがこの本で再認識させられる。
「ロルワリン紀行」は、登山隊が登頂断念したため、登山報告というよりはそのタイ
トルにそったカラー写真集ともいえる。美しい豊富な写真のほか、氷河期の解説・トレ
ッキングと高山病の記事・ロルワリンのエーデルワイス・他に参加者の紀行文も楽しい。
全96ページ。サイズ 横248ミリ 縦250ミリ
非売品