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2015年山岳スキー検定会報告




山スキー技術講習検定会に参加して
                                      増毛山岳会
                                        梅田 康明
・はじめに
 私は、一昨年増毛山岳会にある方との出会いがあり入会しました。
それまでの私はいつも一人で山に登っていて、いつも心の中では春になったら暑寒別岳にスキーで登って、格好良く滑って
みたいと思っていました。けど、一人では無理・・・・
(増毛山学会は春スキーに暑寒に行くと言うことで・・・スキーは大好きです。)
ゲレンデばかりではなく、パウダーを滑りたいと思っている時に、たまたまカムイリンクス山頂ロッチで見かけた方にお声を
かけたときに、リンクスの裏側行ったことあるかい?と・・・・・
そういえば、前の週に見かけた人達、大きなザックを背負って裏側に入って行ったことを告げるとたまに裏側のほうで講習
会とかやっているよとのこと。その方も裏側を滑るときはセルフレスキュー装備(ビーコン・ゾンデ棒・ショベル)を持って滑る
んだよと教えていただきました。
それから一年が経ち、増毛山岳会から道岳連のお話を聴き勉強させていただこうと思い、氷壁技術講習会に参加させて頂
いた時の相部屋の登別山岳会相馬・小川指導員とお話をしている時にスキーは大好きですと言った途端、帰りの際に連絡
先を相馬指導員より手渡され、来週「山スキー(氷雪)技術研修会」があるから藤木講師に連絡し参加しなさいとのこと。道具
もそれほど持っていない自分は慌てて札幌まで買いに走りました。

・1日目
 10:00 カムイリンクスのゲレンデを使い山岳技術の基礎部分を荒堀主任検定員がお手本となって指導していただきました。
プルークボーゲン・シュテムターン・ロングターン・ショートターン・斜滑降・横滑りからの停止と。
子供の頃スピードに怖い自分のことを思い出しました。プルークボーゲンで止まることも、曲がることも覚え、少しスピードを出
すことをなれてきたときにシュテムターンによる初期の減速をしそして曲がること。
スキー滑走中のコンディションは時として同じではない。整備されていない山の中を滑走中に安全で確実に滑れることがとても
大事だと言うこと。荒堀主任検定員の減速と言う言葉が耳に残りました。
15:00頃講習終了。 道立ネイパル深川に移動しました。
夕食・入浴が終了してから、18:30から筆記試験です。その後、懇談会がありとても楽しかったです。

・2日目
 朝一でゴンドラに乗り、カムイリンクス頂上の裏側(神居山東斜面)です。ビーコンチェック・準備体操後検定を行うところを探
しながら(斜面を見極めながら)ついていきます。
まだ、誰も滑っていない斜面を荒堀主任検定員・藤木検定員・西嶋検定員が格好良く滑っていきます。
そうです、実技試験の始まりです。私は、緊張のせいなのか、滑る楽しみなのか(スキーは大好きだ!)体はコチコチになって
おりましたが、昨日の減速と安全に滑走と言う言葉を思いながら滑りました。
昼食を山中でとって、残りの指導員と準指導員の試験を拝見させていただいて自分も先輩達みたいに格好良く滑りたいと思い
ました。
15:00頃 センターロッジ2F休憩室に集まってロッジ前で合格発表です。
     「全員合格」 と言う言葉に有難うございました。とてもうれしかったです。

・あと書き
思えば叶うと言う言葉があり、人との出会いも人生にとってかけがえのないことです。
好きだからこそ、みな集う。子供見たいに笑いそして、昔話に花が咲く。そこに愛があるのだと私は思う。
増毛山岳会の方々や札幌のとある山の会に入れていただいて、一緒に行動するとよく口癖で若いのに一緒に登って楽しい?
なんて言われるけど、自分からすると皆人生の先輩だと思う。
自分だって年をとれば同じこと。記録も大事だけど記憶もと思うことがある。
みんなが事故なく楽しく帰路につけることがなによりの励みになると思う。
今回も、色々な方にご指導を頂いて勉強させていただきまして大変ありがとうございます。
そして、次なるレベルアップを頑張りたいです。

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