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講師スタッフ 藤木 晴夫、石川 孝一、藤木 たか子、渡邊 良久、澤田 時人

〇 道岳連主催「沢研修」に参加して           札幌ロビニア山岳会 佐藤都(記)

参加人数28名 講師5名
(1日目 )                   (2日目)
実践沢登り(カマンベツ沢)          実践沢登り(白老、大星沢右股)
机上講習(地図読み、ロープワーク)

 私は山歴4年少しですが、クライミングはただただ怖いというイメージがあり、会で何度か研修会がありましたが参加しないできました。
そんな私が今回参加しようと思った動機は、先日行った簡単な沢でも登れず、しかもロープワークも出来ず散々な思いをしたからです。
 1日目のカマンベツ沢はロープも使うこともなく簡単でしたが、堰堤の所で一度だけプルージックの練習をさせて頂き良かったです。
終点の三段の滝は圧倒的で、こんな所を登る人がいると思うと「すごいなあ」の一言です。
 2日目は白老川、本番とのことで、へっつりの歩き方、滝の側をフリーで登ったりしました。この時2回位すべってヒヤヒヤしました。
班リーダーから「不安だと思えば、ロープ投げてもらえばいいよ。事故が起きる方が大変」と云われ、なるほど自分を過信しないことだと
改めて思いました。
 後、今回のメインの懸垂下降でしたが初めての体験で、右手を離してしまったりして、下から注意されたりしましたが、安全確保されて
いるので、気持的に余裕があり楽しめました。
 以前、先輩から「クライミングをするようになると、山のバリエーションが広がるよ」と云われましたが今回、実感しています。沢は過去
4回程行ったことがありますが、簡単な沢ばかりで、今回の研修でロープワーク、懸垂下降など学ぶことが出来、勉強になりました。
独りでロープワークなど出来るように、今後も機会あれば会、道岳連の研修会に参加しようと思います。
 今回の研修で残念だったのは、人数が多かったせい(28名)もあり、懸垂下降の所で時間がかかり、我々の班が先に終えてから待ち
時間が1時間以上もあり、時間がもったいないのと、寒くて低体温の危険?があったことです。
 今後の課題ですが、上級者、初級者が混ざっての研修は互いの目的が違うので無理があると思います。リーダーが講評で云っていた
「たとえば、懸垂下降の実践前に屋内で練習を徹底してから臨む」とかというのも一案かと思います。
 しかし、沢・川は大好きなので今回、自分の課題を見つけられたのと、沢と接することが出来楽しい2日間でした。
 講師の先生方、賄いのFさん大変お世話になりました。有難うございました。またよろしくお願いします。


〇 「カマンベツの沢及び大星沢右股」の沢研修会に参加して    吉岡 みき子

 函館から4時間かけて沢研に参加しました。
 沢にはいるときにはいつも、よっしゃー!やってやろうじゃないかという気になります。夏限定、年齢限定、今しかないとおまじないの
ように唱え、毎週のように行っています。腰痛になるは、治りきらないうちにまた行くは、でコルセットが外せません。
 今回の研修は「岩さんの沢登りガイド」に載っていましたのでまたリベンジしたいと思います。函館にも松倉の沢があります。奥入瀬
よりも美しいのではと函館の沢人は自負しています。ちなみに、松倉の沢が今あるのは、ダムを造るのに反対した人達によって調査
され、守られたからで、その調査に携わった中に高島さんがおります。「ダムがムダな理由」という本が出ています。
函あり、滝あり、ナメあり、そしてアヤメ湿原ありと変化に富み、初心者から上級者まで楽しめる沢です。ぜひお越しください。
 私の一番の思い出の沢といえば、楓の沢です。樽前山の途中から谷に入り、何回か懸垂下降をし、15mのオーバーハングを降り、
苔むした回廊を歩き、最高でした。道岳連の交流会で知り合い、連れて行っていただいた室蘭の須貝さん達に感謝しています。
 こ度の沢研は寒さに震えましたが、おかげで虫に刺されませんでした。今回習った地図読みを忘れず、ロープワークは立待岬でロック
をしようということになりました。
 楽しかったです。お酒もおいしかったし。ありがとうございました。



〇 沢・登攀研修会 感想                   個人会員 土崎 健

 今回は,1日目から技術研修がありました。宿泊地の鉱山町周辺の沢である「カマンベツ沢の三段の滝」を目指しました。
澤田さんのおかげで,林道歩きが少なく,すぐに入渓できてありがたかったです。前日の雨のためか,水量が少し多かったようで,
歩き初めのところで徒渉するところが難しい様子が参加者に見られましたが,山岳連盟の方が適切に補助してくれました。
 川の流れる音,緑がかった沢,ところどころで現れる滝の景色がとてもきれいでした。また,滑床を歩くのもすがすがしかったです。
目的地の三段の滝は,とても見事で,「着いたー!やったー!」と達成感を感じました。2時間半かけて到着した三段の滝から,
復路の林道歩きは30分。逆に,「短い距離でも楽しめる」と新たな発見でした。
 その後は,「ふぉれすと鉱山」にもどって座学の講習会。翌日の「白老川支流の大星沢右股」の下見の写真を藤木さんに紹介して
もらいました。技術研修,翌日のイメージがあったおかげで,その後の地図読みとロープワークの研修は,より目的意識を伴った
ものになりました。また,ロープワークでは,指導員の方が多く参加してくださっているおかげで,わからないところを分かりやすく
教えていただくことができました。教えていただいたことを忘れないように家でも練習しようと思います。
 2日目は,初日よりも長い距離を歩く「本番!」の「大星沢右股」でした。1日目よりも高い滝の横を登ったり,ゴルジュをへつったり,
高巻いて懸垂下降をしたりと盛りだくさんでした!! 山岳連盟の方は,ロープをさっと出して,補助してくださいました。
滝の水しぶきを浴びながら登るのは,気持ちよかったです!そして,指導員の方が歩いたり,登ったりするルートをお手本に,
グループリーダーの石川さんのアドバイスを受け,みなさんの応援のもと初めて現地で体験するゴルジュを登れた時は,心の底から
嬉しかったです。そして,途中,手がかりや足の置き場が見つからず,私は時間がかかりましたが,その後に登った指導員の方の
サササーッと登る様子を見て,流石だなあと思いました。
 山岳連盟の皆様のおかげで,「けがなく安全に」楽しく遡行することができました。ありがとうございました。そして,今回もおいしい,
おいしいご飯をごちそうさまでした。ラーメンサラダが特に大人気であっという間になくなりました。

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