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令和4年山岳スキー指導員研修会報告 令和5年1月4日
                                         山岳スキー運営委員長 西嶋
日 時  : 令和4年12月17・18日
場 所  : ほろたちスキー場及び南浅羽山
参加者 : 参加者 21名 
スタッフ : 西嶋 塚本 小川 明田


 昨年度は開催1週間前にコロナ感染者拡大により宿が閉鎖と成り研修会は中止と成りました
今回は昨年度以上の参加者が有り数年振りの研修会に多くの会員の期待を感じました
研修会は1日目にスキー場で基礎練習2日目に山中で深雪滑走訓練及び雪崩対策の講習
近年降雪が遅く以前はニセコで開催して居ましたが雪が少なく苦労しましたので今回は北に行くともう少し
雪が多いと期待し幌加内に決めました
 しかし開催前にスキー場はオープンせず何度もスキー場に問い合わせでヤキモキしましたが2日前に当日
からオープンの情報を得て無事開催に漕ぎ付けました
ここ数年全道のスキー場オープンが遅れる傾向に有り来年度は1月の開催を検討します
 初日の研修はスキー場で圧雪と未圧雪が有りまた斜度も丁度良く研修に適していました
予定して居ました坊主山ですが数年までは廃棄物最終処分場の脇に通路が有りそこを広く開けて有り自由に
停めて居ました又除雪車のオペレーターからもそこに駐車して良いと言われたのです
昨年は駐車禁止の看板は有ったのか記憶に有りません
日曜日ですし廃棄物最終処分場は稼働していませんまた無人なので駐車しましたが
今回は現地に着いて初めてゲートが設置して有り停められ無い事を知りました
下調べが悪く皆様にご迷惑をお掛けしました
 急遽山を変更南浅羽山は標高が低く難しい地形では無いが雪が降り視界が悪く成って来たので途中撤退
無線で各班と連絡が取れスムーズな行動が取れました
最近では余り使わないが携帯より使い勝手は良い
下りは深い雪と密林に初心者は苦労していました
 今回はまだコロナで中止には成りませんでしたが大人数の宴会は出来ず残念でした
皆様4か所に分散し静かに飲んで戴き協力を有り難う御座いました
来年は全員で宴会を出来る事を期待します


 
シール登行やラッセル練習


 
やや重目のパウダー滑走


【参加感想コメント】

・ ロビニア山岳会 松下陽子
  山岳スキー指導員研修&初心者・中級スキーヤー研修会に参加して

 コロナ禍で2年以上自粛をしていましたが、北海道のみ第8波(?)ワクチンも5回目終了し、自分の中で
何かが弾け、自粛からウイズコロナへ方向転換(笑)
昨年から再燃しているスキー熱と今回の研修がベストマッチ。ワクワクしながら研修に参加させて頂きました。
1日目のスキー場では基礎、座学ではスキー装備・雪崩に遭わないための知識を受講し知識の再確認。
2日目は南浅羽山でBC。ビーコンチェックを済ませ初級・中級・上級班に分かれて頂上を目指します。
雪質は予想通りのサラサラパウダー。しかし積雪量は膝下、しかも細尾根、密林。普段こんな状況だったら
帰りはオールボーゲン、ブルドーザー、太ももパンパン、しかも細尾根!絶対帰れない!そう思っただけで
心が萎えていますが、今回はなぜかそんな気持ちもいつもの半分くらいでした。
各班リーダーがトランシーバーで状況報告・確認を行いながら進みますが、天候不良にて登頂は諦め下山
の準備。シールをはがして下山の準備をしますが、ビンディングがなかなかつけられず、すったもんだ。
ちょっとしたアクシデントはありましたが、班の全員が準備をすませ滑走開始。自分は予想通りボーゲン
大会(笑)サラサラパウダーを思い切り滑りたかったですが無理でした( ノД`)シクシク…最後の最後で転んで
しまい、起き上がるのに難儀しましたが楽しい一日でした。
スキーの滑りがこれまでの嫌々条件と一緒なのに何が違うのか、終了後考えてみました。
諸先輩と久しぶりの談笑。研修に参加している方たちも気さくな方たちばかりで皆楽しそうに滑っていて、
転んでも笑顔、スキーを楽しんでいる姿が素敵でした。そんな楽しい仲間と一緒にいることが苦しいことを
半分にしてくれたんじゃないかと思いました。みんな目標が一緒だったから?仲間っていいな!そんな感情
が苦を楽にしてくれたんだと思います。やっぱり山っていいですね!
高齢者とは思えぬ華麗な滑りで駆け抜けていったO氏に少しでも近づけるよう、楽しい岳友とともに安全に
BCを楽しみたいと思います。
未熟な生徒に親切にご指導いただきましてありがとうございました。また2日目の山の変更にあたっては、
臨機応変な対応に感激。懐の深さを感じました。担当者の皆様ありがとうございました。




・ 札幌山の会 吉岡雄一

 コロナ対策に細心の注意が払われ、約30名で大々的に開催された。
担当された役員やスタッフの皆さまに、心より感謝を申し上げます。
私自身は初めてのスキー研修参加に加えて、ほろたちスキー場も初訪問だった。
前週までの札幌近郊スキー場は藪や石が出ていたため、幌加内の積雪の量に驚かされた。

研修は2日間とも、塚本圭一指導員より懇切丁寧に指導を頂いた。
「ベーシックテクニック」では下肢三間接(腰、膝、足首)の屈曲を意識したポジションや、荷重・角付け・回旋
運動を確認しながら何度もオフピステ滑走の練習を行った。
宿泊所での座学研修では山スキー装備や、雪崩に遭わないための知識を学んだ。

翌日は南浅羽山にて「初心者冬山スキーの実践」「深雪滑走技術の実践」研修が行われた。
シール登行やキックターン、ラッセルなどを実践しながら学んだ。
滑走可能な斜面は多くは無かったが、降雪量の割に気温が高く重目のパウダーであった。

2日間に亘り同じ班の他山岳会のメンバーとは、いろいろと有意義な情報交換が出来た。
次回は参加者全員との交流が出来る事を、楽しみにしている。


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