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  平成19年度夏期遭難対策研修会報告
                                  道岳連遭難対策委員会
                                  委員長 斉 藤 邦 明
 平成19年5月26日から27日にかけ日高登山研修所において、遭難対策研
修会が開催され、会員総勢17名でしたが地図の読み方とオリエンテーリングの
実技を取り入れた研修となりました。
 1日目は、研修所の談話室において、ナビゲーションの基礎技術、ルート維持
やプランニング等で道迷いしやすい事例を上げた危機管理など 地図読みとして
は、レベルの高い研修が行われ参加者は熱心に受講しました。
 2日目は朝から晴れ、朝食後、前日スタッフにより西山に設置されたポストの
位置を記載した地図を公開、8時30分からオリエンテーリングが開始されまし
た。
 競技方法は、登山口から一人3分おきに出発、ポストを探しながら頂上を目指
し、研修所まで帰ってくるコースでしたが普段地図を見慣れている参加者でも地
図上の地形や区間距離の読み間違えから、なかなかポスト位置が見つからない参
加者もいるなど研修方法では有意義な結果となっています。
 今回は、単に地図等の勉強会にとどまらずオリエンテーリングを実践に取り入
れたことにより、よりレベルの高い研修となったことです。この結果をふまえて
参加者には、自身の勉強はもとより、一般の登山者を対象とした勉強会を企画し
てほしいと考えています。



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